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かけがえのないMIEさんの存在

はっぱライン

MIEさん

京都の老舗西陣織で修行していたMIEさんは

生地の生産過程や取り扱いにも豊富な知識があり、

何より繊細で器用な感覚の持ち主です。

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キッズムーンが産声を上げた2010年は、店長の私一人で全ての作業をこなしておりました。

そのため早朝から眠りにつくまでんやわんやの日々。

どなたか手貸して下さる方がたら・・・と切望してはおりましたが、まだお礼をお支払いする力はありませんでした。

当時の私には経営の知識が無く、仕事はたくさんあっても収益を残すことができなかったからです。

そんな中、MIEさんは時間を見つけては、作業場に足を運んでくれるようになりました。

お茶とお菓子のほかにお礼ができないことが、毎回大変申し訳なく思う私に、

「ここにいると楽しいから来ているだけ。」

「ハンドメイドは大好きだから。」

「一人で家にいるよりもずっといいから。」

そう言って、その後約一年間も、キッズムーンのお仕事を無償で手伝って下さいました。

必ずお給料を払えるようにするからね、経営もちゃんと勉強するからね、と約束する私に、

「そんなこといいのに。でもそうなったらすごいね、夢みたいだね。」

と笑ってくれました。

そんな彼女がいたから、キッズムーンに経営理念が生まれ、翌年からはスタッフとして仕事をお願いする体制も整い始めました。

「お客様に安心と幸せを。スタッフにも安心と幸せを。」

まだまだ目標には及ばない部分もありますが、現在7名のスタッフがお客様に生活の一部を支えていただいております。

その始まりとなった、キッズムーンにとってかけがえのない大切なMIEさんは、長年の頭痛の原因が検査で明らかになり、現在療養中です。

今後はスタッフがやむを得ぬ都合で休職する際にも、サポートできる力を付けていきたいと強く思います。

お客様にも、ご迷惑をおかけしてしまうかもしれませんが、どうぞご理解を賜りましたら幸いです。

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2022年現在、

MIEさんは新しいお仕事に就いていらっしゃいます。

しかし現在のキッズムーンは

MIEさんが形成してくださったといっても

過言ではありません。

心からの感謝をこめまして、

これからもここに掲載してまいります。

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MIYUさんの「嬉しくて寂しい」お話

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MIYUさん

服飾専門学校を卒業後、プラタポルテやドレス縫製のお仕事に携わり、

ご自身の結婚式にも、お手製のウエディングドレスで臨まれた腕前です。

現在は3人のお子さんを育てるお母さんです。

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2015年の4月、入園式が終わって間もない頃に、あるお客様から、お人形のオーダーメイドのご依頼をいただきました。

幼稚園から配布された作り方のプリントと型紙を拝見したとき、その本格的な内容に驚きました。

同じ幼稚園に通われるお父様や、普段お裁縫をなさらないお母様方はどうなさるのか、少し心配になったほどです。

(※kidsmoonでは、ご入園手作り準備品すべて当店にお任せ下さったお客様に限り、ご入園後に幼稚園・保育園・PTAからの指定された手作り品であれば全て、種類を問わず、オーダーメイド注文や縫製代行を承っております。)

さて、当店でお人形さんの縫製を担当したのは、普段はスモックやお遊戯会衣装を担当しているMIYUさんです。

高い技術を持つ彼女にとっては、おそらく難しいお仕事ではありませんが、いつもと同じように、

「できるかどうかわかりませんが、がんばってみます。」と言って、材料を持ち帰りました。

その材料の中には、目を刺繍するための糸が、含まれていませんでした。

お客様ご指定の色糸が在庫切れで、メーカー取寄せ中だったのです。

ですから、10日後に彼女が納品したのは、お顔に表情の無いお人形さん。

それでもとっても愛らしくて、手に取ってみると何ともいえない柔らかさと愛らしさに、本当にこのまま私が欲しいくらいでした。

MIYUさんは、少し照れたように、

「すごく難しかったです。」

「でもなんだか仕上がってみたら、愛着がわいてきてしまって。」

「この子がどんなお顔になるのか、見てみたくなってきて・・・。」

「糸が届いて目を入れたら、私にも写真を送ってもらえますか?」

我が子を送りだすような、少しだけ寂しそうな気持ちのMIYUさんの言葉に、思わずぐっとこみ上げてきました。

数日後、糸が届いて目を刺繍してみると、完成したお人形さんのそれはそれは可愛らしいこと!!

お客様からもお喜びの声をいただき、もちろんすぐにMIYUさんにもお知らせました。

本当に素敵なご依頼をいただき、スタッフとの心の絆を深めて下さいましたことに、心から感謝いたしております。

余談ですが、MIYUさんもお人形さんのように美しいママです。

いつも「雑誌のモデルをしてみては?」とお勧めするのですが、恥ずかしがり屋のMIYUさんは、

「子どもたちの帰りを待ちながら、お針仕事をしているのが幸せ」とのことです。

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2022年現在、

MIYUさんは4人目のお子さんを育てながら

家業のお手伝いもなさっています。

キッズムーンの、特にスモックや特注品の分野は

MIEさんの技術協力により形成されたものです。

優しくてまじめで丁寧で、そのうえ美しくて、

みんなが大好きなMIYUさんのご健康と幸せを願いつつ

これからもこのエピソードをここに掲載いたしますす。

はっぱライン


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